ジェラートを作るということ
ジェラートはとってもシンプルなデザートです。
シンプルだからこそ奥が深い。
そのため作り手として考えないといけないのは、どこに重点を置くかということです。
味にこだわったものにしたいのか、出来立ての空気を最大限に含んだふわふわしたものが良いのか、盛り付ける時のことを考え全てのジェラートの硬さをそろえたいのか、長期保存させたいのか、配送をメインにしたいのか、、、。
自分の目指すジェラートに合わせて食材の選び方、配合の組み立て方、ジェラートについての考え方は変わってきます。
Mica Maleのジェラートについて
Mica Maleのジェラートはとことん味にこだわり、素材の持つ味を最大限に引き出せるよう、食材を厳選し配合を組み立てて製造しています。
ジェラートを作る際にホワイトベース、イエローベースといった、牛乳や砂糖、安定剤などを合わせたベース2~3種類用意しておき、そこへヘーゼルナッツやピスタチオなどの素材を合わせるという製法があります。このような大まかに決めたベースを使うことで製造時間の短縮、効率化を図ることが可能になります。
しかし、それぞれの素材に含まれる脂肪分、糖分、水分などは全て異なります。先ほどのようなベースを使ってしまうと、そういった素材ひとつひとつのことを無視することになり、味を最大限に引き出すことが難しくなります。
そのためMica Maleでは、それぞれの素材に合わせて配合を組み立て、その味を最大限に引き出せるよう製造しています。
またその土地の環境や春夏秋冬、季節によっても温度や湿度が変わってくるため、その時のもっともベストな状態に仕上げられるよう考えて製造しています。