Mica Maleができるまで


幼い頃からアイスクリームが大好きで、夢はアイスクリーム屋さんになることでした。その想いは変わることなく、アイスクリームについて、お菓子について学びました。そこで出会ったのは、アイスクリームの原型ともいえるジェラートです。

 

関東・関西圏、時にはイタリアへ行ってジェラートを食べ歩き自分の求める味を探しました。

 

たどり着いたのは、味にうるさい頑固なイタリア人の作るシチリアの伝統製法で作られたジェラート。

 

とことん味にこだわるシェフの下で、素材の大事さ、扱い方の大事さ、ジェラートについて、イタリア菓子について一から学びました。

 

しかし近年、シチリアの伝統的な製法で作るジェラートは産業ジェラートに押され気味で、イタリアでも少なくなってきているそうです。

 

化学的なものに頼らず、素材の持つ味を最大限に引き出した安心して食べられるジェラートを、少しでも多くの方に味わっていただきたいと思っています。

 

イタリア菓子の魅力も、ここで教わりました。私の中で甘いイメージの強かったイタリア菓子ですが、本場のイタリア菓子は素朴でどこか懐かしく、素材の味がたっぷり詰まったものでした。その味に魅了され、自分でも作ってみたいと思ったのが始まりです。

 

Mica Maleとは、イタリア語で“わるくないね”“なかなかいいね”という意味の言葉です。

 

まだまだ馴染みのないお菓子ですが、私自身が魅了されたイタリア菓子に、パスティッチェリア・ジェラテリア・ミカ・マーレを通して、たくさんの“Mica Male”という言葉を頂ければ幸いです。


舞鶴というところで


金剛院

舞鶴市は京都府の北部、福井県との県境にあります。

 

京都とも福井とも少し違った地域色のある海と山に囲まれた町、舞鶴。

 

海に面しているため、特産品は主に海産物ですが、柑橘類や苺、ぶどうなどの果物もたくさん収穫されています。

 

 

そして舞鶴にて、

 

南イタリアの郷土菓子とジェラートを、素材と製法にこだわり作り上げています。

 

本場イタリアで、昔から愛されてきた素材の味がたっぷりつまった素朴な南イタリアの郷土菓子と、シチリア島に古くから伝わる伝統的な製法で作りあげるこだわりのジェラート。

 

材料には、小麦粉、EXVオリーブオイル、白ワインなど本場イタリア産のものと、地産地消をめざして地元舞鶴産のものも取り入れています。

 

日本ではまだまだ馴染みのない南イタリアのお菓子を、少しでも多くの方に味わって頂きたいです。